8020運動
2024年1月9日
あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
歯科助手・トリートメントコーディネーターの川上です。
2024年、一発目の投稿になります✨
今回のテーマは、「8020運動」についてです。
8020(ハチ・マル・二イ・マル)運動は、「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動です。
平成元年(1989年)に厚生省(現:厚生労働省)と日本歯科医師会が提唱し、企業や自治体、そして国民に呼びかけ開始されました。
親知らずを除く28本の歯のうち、 少なくとも20本以上自分の歯があれば、硬い食べ物でもほぼ満足に噛むことができ、おいしく食べられると言われています。
8020運動が提唱される前は、「一生自分の歯で食べよう」という標語がよく使われていましたが、「8020」は、これを「数値目標化」したものです。

「80」は、提唱当時の日本人の平均寿命(平成元年簡易生命表)が男性75.9歳・女性81.8歳でしたので、男女合わせた平均寿命に相当します。
「20」は「自分の歯で食べられる」為に必要な歯の数を意味します。
運動開始当初は7%程度(平均残存歯数4〜5本)でしたが、厚生労働省の調査(2005年歯科疾患実態調査)では、80歳~84歳の8020達成率は21.1%で、85歳以上だと8.3%にまで伸びました。
その後、2017年6月に厚生労働省が発表した歯科疾患実態調査(2016年調査)では、達成者が51.2%となりました。
歯が失われてしまう原因の多くは、むし歯や歯周病です。最近では、若い人の歯周病が増え、20代ですでに70%の人がかかっているとも言われています。自分の歯で噛むことは生きる力に直結しています。ただ長生きするだけでなく、健康で満足度の高い人生を送っていただく為には、80歳で20本以上の歯を保つ必要があります。
仮に8020を達成できなかった方も、しっかりと噛むことができる義歯(入れ歯)などを入れて口の中の状態を良好に保つことで、20本あるのと同程度の効果が得られます。義歯を含めた歯で食べ物をしっかり噛むことができれば全身の栄養状態も良好になりますし、よく噛むことで脳が活性化され、認知症のリスクが軽減するという調査結果も出ています。いつまでもおいしく食べ続け、健康寿命を延ばすためにも定期的に歯科医院に行き、口の中の健康を保ちましょう!!
歯科医院に定期的に通う必要があるのはなぜ?
2023年12月25日
ブログ更新日の今日は12/25、メリークリスマス🎅🏻🎄
こんにちは!
歯科助手の竹内です。
早いもので今年も残りわずかとなりましたね…🐇
船橋総合歯科・矯正歯科にご来院してくださった患者様、そしてこのブログを見にきてくださった皆様。
2023年もお世話になりました!
年内は12/28(木)まで診療しておりますので、お困りのことがあればお気軽にお問い合わせください📞
さて、今回のブログテーマは【 歯科医院に定期的に通う必要があるのはなぜ? 】についてお話しします!
皆さんは定期検診を受けていますか?
『歯医者は痛みが出たら行く場所』と考える方も多くいらっしゃいますが、実はそのような症状が出てから歯科医院に行くのでは、手遅れになっている可能性もあります。

しかし、定期検診に通うことで様々なメリットがあるんです!
〈 1.虫歯や歯周病などを早期発見、リスク減少ができる 〉
虫歯は痛いものとご存知の方も多いかもしれませんが、意外と知られていないのが歯周病。

歯周病は、日本では成人の80%以上がかかっているとされる国民病の1つあり、「沈黙の病気」と言われるほど自覚症状がないのが特徴です。
進行していても歯茎が腫れる程度で痛みはなく、違和感に気付いた時には抜歯が必要になってしまった…なんてことも起こり得る恐ろしい存在🙀
そんな虫歯や歯周病を早期発見できるのが定期検診です!
さらに長期的に通うことによりリスクを減らすこともできます。
〈 2.早期治療が出来るので費用を抑えられる 〉
虫歯や歯周病で歯を失ってしまった場合、入れ歯やインプラントなどの治療が必要になってしまう可能性があります…
これらの治療は複数回かけて行う必要が多く、インプラントは保険適用外のためどうしても費用がかかってしまいます。

しかし定期検診に通っていると、1でご紹介したように早期発見ができるため、治療も早い段階で行うことが出来ます!
そのため時間やお金の節約にも繋がります⏳
〈 3.自分の歯を健康にキレイに保つことが出来る 〉
定期検診の際に歯石除去などを行うことで毎日の歯磨きでは落としきれない汚れがなくなり、きれいで健康な歯を維持することが可能です!

またブラッシングの指導も行うため、セルフケアでの磨き残しを少なくして、自分で自分の歯をキレイに保つ、というモチベーションアップにも繋がります✨
定期検診は平均3か月に一度、長くても半年に一度が目安です。
定期的に自分のお口の中をチェックすることで様々なメリットが生まれ、いつまでも健康な口腔内を維持できます!
2023年は定期検診に行けなかった…というそこのあなた!
是非2024年は当院で定期検診を受けてみませんか?🪥
新年は1/5(金)より診療しております。
皆様のご来院を心よりお待ちしております!
それでは皆様、良いお年をお迎えください🐉
歯とお口のPHの関係
2023年12月11日
皆様こんにちは!歯科衛生士の伊藤です。
12月に入りもうすぐクリスマスの時期ですね🎄
素敵なクリスマスをお過ごしください!
さて今回のテーマは「歯とお口のPHの関係」についてです。
飲み物や食べ物をついダラダラと飲食をしてしまう事はありませんか??
実はそのダラダラ食べがお口の中の環境に大きな影響をあたえています。
こちらのpH(ペーハー)の図をみてましょう。

お口の中は唾液の働きでpHは6.8~7.0の中性に保たれています。
飲食をすると食べ物や飲み物に含まれる糖質をエサにして口腔内の細菌が出す酸により、お口の環境は酸性に傾きます。
特にpHが5.5以下の酸性になると、歯のエナメル質からカルシウムなどのミネラルが溶け出します。
食事中はpHが元に戻ることはなく、間食が多かったり、ダラダラと飲食をしているとずっと歯が溶けてる状態のままです。
しかし、お口の唾液が徐々に中性の状態に戻してくれます。
下の図をご覧ください!


図のステファンカーブを見て頂くとわかりますが、規則正しい食生活では歯が脱灰してる時間が少ないですが、不規則にだらだらと食べたり飲んだりする食生活では、中性に戻る時間が少なくなり、歯が溶けてる時間が多いのがわかりますね。
ここで虫歯にならないポイント3つ!
①間食は時間を決める
ダラダラと食べるのではなく時間を決めて食べ、歯磨き後はなるべく時間を空けてから食事をするように心掛けましょう。
②寝る前は食事をしない
寝てる間は唾液が少なく緩衝作用の力が弱くなり、虫歯リスクが高まります。必ず歯磨き後はそのまま寝るようにきましょう。
③正しくブラッシングする
歯に歯垢(細菌)が付着していなければ酸を出さずに済むので、正しいブラッシングをしてしっかり汚れを取りましょう。
1日3回の歯ブラシに加え、フロス、歯間ブラシなどの補助的な器具の使用をおすすめします。
常に使用できない場合などは、夜寝る前だけでも補助器具を使用して、積極的にケアをしましょう。
当院では患者様の食生活やブラッシング指導も行っていますので、ご気軽に相談してくださいね!
ボツリヌス注射ってなに??
2023年11月27日
みなさんこんにちは🌞
歯科技工士の今井です。
11月下旬になり、急に冷え込んできましたね。
みなさま体調管理には十分お気をつけください!
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今回は“ボツリヌス注射”についてのお話です。
最近よく耳にするボツリヌス注射。
実際どのようなものかみなさんご存知ですか??
ボツリヌス注射とは、「ボツリヌス菌が産生する成分を加工したタンパク質の製剤」のことです。
このタンパク質には筋肉の働きを弱める効果があり、さまざまな医療分野で活用されています。
当院では、歯ぎしり・食いしばりの緩和にボツリヌス注射を使用しています✨
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歯ぎしりや食いしばりが強いと、
①顎関節症
②歯の欠けや割れ
③詰め物・被せ物の脱離や欠け
④知覚過敏
⑤咬筋の肥大(エラが張る)
⑥頭痛・肩こり
などの様々なトラブルが発生します。
ボツリヌス注射により歯ぎしりや食いしばりを全くしなくなるということはありませんが、
筋肉自体の働き・収縮を緩めることができるので、
結果として歯ぎしりや食いしばりによる力の影響を少なくすることが期待できます。
また、ボツリヌス注射を行うことで夜間の歯ぎしりや食いしばりをする回数(頻度)を少なくしたり、
顎周囲の痛みを和らげる効果も期待できます✨
ただ、ボツリヌス注射をしたからといってなにもしなくていいわけではありません!!
歯ぎしりや食いしばりの自覚がある方は、
日中(起きている間)も上下の歯を合わせていることが多々あるのではないでしょうか?
通常、リラックスしている状態では上下の歯は2mmほど離れていますが、
普段から上下の歯が接してしまっている方は常に筋肉を働かせていることになります。
ご自身で「無意識にくいしばっていないか」、「上下の歯を接触させていないか」を気にしてみてください!
歯ぎしりや食いしばり、顎の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください!
※ボツリヌス注射は妊娠中・授乳中の女性に使用することはできませんのでご注意ください。
フッ化物について
2023年11月13日
こんにちは。管理栄養士の布施です。
ここ最近、すっかり寒さが増してきましたね!
紅葉も見頃が近づいていて楽しみです!
今回は『フッ化物について』のお話です。
『フッ素』を聞いたことがある人は多くいるのではないでしょうか?
正確にはフッ素とは元素名であり、歯科では他のものと結びついた化合物である『フッ化物』が用いられます。
フッ化物は虫歯予防として知られていますが、その効果は3つあります。

① 歯質の強化
歯の表面のエナメル質を強くする効果があります。
エナメル質は硬い成分ですが、フッ化物を取り入れることでより安定して壊れにくくなります。
② 歯の再石灰化促進
歯の表面が溶け出すことを脱灰と言います。脱灰した歯を元に戻す再石灰化を促す役割がフッ化物です。歯を作るリンやカルシウムを取り込めるようにします。
③ 抗菌作用
むし歯の原因菌が作り出す口腔環境の酸性化を防いで、むし歯になりにくくしてくれます。
フッ化物を取り入れる方法も3つあります。
① 歯科でのフッ化物歯面塗布
歯科で取り扱うフッ化物は高濃度のもので、歯科医師と歯科衛生士だけが扱えます。
頻度やタイミングは歯科医師・歯科衛生士の判断を仰ぎましょう。
② フッ化物配合の歯磨剤
日常の歯みがきのタイミングでフッ化物を使用できます。
歯磨剤によって濃度が違いますが、年齢で推奨濃度が定められているので特にお子さまに使用するときは濃度をしっかり確認しましょう。
2歳まで→1000ppmを米粒程度(1~2mmくらい)
3歳~5歳→1000ppmをグリーンピース程度(5mmくらい)
6歳~成人・高齢者→1500ppmを歯ブラシ全体に(1.5cm~2cmくらい)
③ フッ化物洗口
比較的低濃度のフッ化物水溶液で口をゆすいで歯に取り込む方法です。
しっかりと歯みがきをしたきれいなお口の状態で使用するのがオススメです。
むし歯にならないために、みなさん毎日の歯みがきを頑張っていますか?
当院でも家庭で使用できるフッ化物入り歯磨剤やフッ化物洗口液の取り扱いがあります。
気になる方はスタッフにお声がけください!
上手にフッ化物を取り入れてより強い歯を目指しましょう!

歯磨き粉の選ぶ時のポイントとは?
2023年10月30日
みなさんこんにちは☀️
歯科衛生士の宮内です。
夏が終わり、季節はすっかり秋ですね🍂
気温の変化で、体調を崩さないように気をつけましょう!
さて、皆さんは普段、どんな基準で歯磨き粉を選択していますか?
今回のブログでは歯磨き粉を選ぶ時のポイントについてお伝えします!

⭐️ポイント①フッ素入り歯磨き粉がおすすめ
現在、市販されている歯磨き粉のほとんどにはフッ素が含まれています。
フッ素は歯の再石灰化を促し、歯質強化をしてくれるので、むし歯予防に効果的です。
また、むし歯菌の働きを抑える働きも期待できることから、歯磨き粉はフッ素が配合されたものを選択しましょう。ちなみに日本では従来フッ素の配合濃度の上限が1000ppmでしたが、2017年より1500ppmに拡大しました。フッ素の配合濃度が高いほど、虫歯予防効果は高くなります!
(子供の場合、0歳〜5歳までは1000ppm、6歳〜は1500ppmと上限が決まっています。)
⭐️ポイント②研磨剤・発砲剤には要注意
歯磨き粉の成分として注意すべきなのは、研磨剤と発砲剤です。
研磨剤が豊富に含まれた歯磨き粉は、磨き方によって歯を傷つけることがあります。
泡立ちを良くするための発砲剤は、よく磨けたような気になってしまうため、あまりおすすめできません。
一方でジェル状の歯磨き粉は歯面に留まりやすく、薬用成分が効果的に働きます。当院では研磨剤、発泡剤が含まれていない歯磨き粉を取り揃えています!
⭐️ポイント③症状に合わせた成分に注目する
〇歯茎の炎症が気になる方
塩化ナトリウムやトラネキサム酸が配合していると、ブラッシング中に歯茎の血行を促進し、歯茎を引き締める効果があります。
〇しみる症状がある方
知覚過敏を抑える、硝酸カリウムと乳酸アルミニウムが配合されていると、冷たい水からの刺激をブロックしてくれます。
歯磨き粉を選ぶときのポイントをおさえておくことで、あなたのお口の悩みを改善できるかもしれません。
是非、日々の歯磨き粉選びの参考にしてみてください!
当院では様々な歯磨き粉を取り揃えております。
歯磨き粉選びに迷われている方はぜひお近くのスタッフまでお声がけください。
あなたにあった歯磨き粉をご提案いたします!
おすすめの歯磨剤って?
2023年10月15日
皆さんこんにちは!
歯科助手・トリートメントコーディネーターの長岡です。
本日はおすすめの歯磨剤についてお話ししたいと思います。
歯磨剤とは歯磨き粉の総称です。
歯磨き粉ってたくさんあって何がいいのか分からないですよね?
なんとなく買ってる人も多いのではないでしょうか?
歯科医院では歯科衛生士があなたのお口に合う歯磨剤を『指導・処方』してくれるので、日々のセルフケアの質を高めることが出来ます!
当院で処方している歯磨剤をそれぞれご紹介していきます!
B+

☑️こんな方にオススメ
ホワイトニングをしたい・歯の再石灰化を促し歯を強くしたい・口臭を予防したい・天然由来なものを使いたい方
〈特徴〉
子供から高齢者まで使えます。
安全性が懸念される合成界面活性剤、湿潤剤、合成甘味料、防腐剤などは一切使っていないので安全で体にも優しいです。
コーラルアパタイトという世界初の化石サンゴ由来の成分が入っており、歯の再石灰化を促し歯を強くしたり、着色や歯垢(プラーク)、細菌、重金属などを吸着し除去できます。
「B+」のホワイトニングは薬品や、研磨での効果ではなく、汚れを吸着、分解することによるホワイトニングです。
シャインコート

☑️こんな方におすすめ
虫歯・歯周病・口臭予防を一緒にしたい方、歯磨き粉の味が苦手な方
〈特徴〉
シトラスソルト風味で口の中を爽快にさせるおいしい歯磨き粉です。
歯周炎や歯肉炎の予防ができるのはもちろん、1,450ppmという高濃度フッ素配合のためしっかり虫歯予防もできます。
大人のトータルケア

☑️こんな方にオススメ
歯周病・虫歯・知覚過敏・口臭すべてを一緒に予防したい方
〈特徴〉
様々なお口の中のリスク(歯周病・虫歯・知覚過敏症状・口臭)を1本でトータルケアできる歯みがきジェル。
歯の面にしっかり密着し唾液に溶けにくい「高密着ジェル」と、磨きはじめから薬用成分を素早く放出する「高リリース機能」のダブル効果で効率的に薬用成分が歯の面に行き渡ります。
メルサージュヒスケア ソフトミント

☑️こんな方にオススメ
知覚過敏の症状を集中的に抑えたい方
〈特徴〉
知覚過敏専用の歯磨剤です。
継続的に使うことで痛みの伝達をブロックし、歯の細管にも働き掛けるので、歯がしみる症状や不快な痛みを軽減することが期待できます。
他の歯磨剤と併せて使ってみるのもいいと思います。
ルシェロホワイト

☑️こんな方におすすめ
着色を落としたい方、白い歯を維持したい方
〈特徴〉
ホワイトニング効果のある炭酸カルシウム(Lime粒子)を配合しています。研磨剤の中でも細かい粒子のため歯が削れてしまう心配ははとんどありません。
また950ppmのフッ素も入っており、白い歯を維持しながら虫歯予防ができます。
コンクールジェルIP

☑️こんな方におすすめ
インプラントが入っている方、虫歯・歯周病予防をしたい方
〈特徴〉
発泡剤・研磨剤無配合のインプラント専用歯みがき剤です。
インプラントを取り巻くリスクを除去し、高い殺菌力でお口全体の環境を整えます。
マイルドなミント味でお口スッキリします。
フッ素は無配合でチタンインプラントを腐食するリスクをの取り除いたインプラントに特化した歯磨きジェルです。
歯肉の活性化成分OIM加水分解コンキオリンが配合されており、歯肉を活性化させて健康な歯茎を導き、インプラント土台(歯肉)をしっかりとサポートします。
チェックアップジェル バナナ味、グレープ味、ピーチ味

☑️こんな方におすすめ
0〜12歳のお子様向け、虫歯予防をしたい方、ミントの味が苦手な方
〈特徴〉
フッ素が口腔内のすみずみまで広がりやすく虫歯リスクの高いお子様に最適の歯磨きソフトジェルです。研磨剤は無配合で安心です。
フッ素は6歳未満向けのバナナ味が500ppm、6歳以上(特に10代)向けのグレープ味、ピーチ味が950ppm配合されており高い虫歯予防を期待できます。
コンクールリペリオ

☑️こんな方におすすめ
歯周病・口臭予防を集中的にしたい方
〈特徴〉
歯周炎(歯槽膿漏)の予防、歯肉炎の予防、口臭の防止、虫歯を防ぎます。
歯肉の腫れ、出血、歯肉退縮は、トラブルのサインです。
リペリオは歯周病や加齢によって傷んだ歯肉の改善を促す歯磨き粉です。
OIM加水分解コンキオリンが加齢や歯周病によって下がった歯周組織の回復を促します。
通常のブラッシングと併せて歯肉のマッサージにも使えます。
当院にもこれだけの種類の歯磨剤があります!
まずは一度医院にご来院ください!
歯磨剤以外にも色々なお話しや相談も承ります♩
口臭について
2023年9月4日
こんにちは。歯科技工士の関です!
暑かった今年の夏もようやく落ち着いてきましたが、まだまだ水分補給を忘れずにお体に気をつけてお過ごしください!
今回は口臭についてお話をしたいと思います。
口臭にも様々な種類があり考えられる原因や対策も異なるので、もし気になる方は参考にしてみてください!
口臭とは?
口から吐き出される息のにおいが、社会的許容限度を超えるものを総称して口臭といいます。
口臭は口の中の細菌が、はがれた粘膜の細胞や歯周ポケットからの浸出液、食物残渣などのたんぱく質を分解して発生する揮発性の硫黄化合物が原因と考えられています。
口臭の種類
「口臭」とは、呼吸や会話をする時に口から出る「不快に感じるニオイ」ですが、原因により大きく4つに分類されます。
1. 生理的口臭

口腔内が不衛生な時や起床直後、空腹時、緊張時など、口の中の細菌が増殖して発生する口臭です。ニオイの強さは1日の中で変化し、歯みがきや食事を取ることにより弱まります。また、加齢や、女性の生理に伴う口臭も報告されています。
健康な人でも発生し、日常のオーラルケアで対処可能なのは「生理的口臭」です。
2. 病的口臭

歯周病や進行したむし歯など、口の中の病気が原因で発生する口腔由来の口臭と、糖尿病や肝臓病など、からだの病気が原因で発生する全身由来の口臭があります。
3. 外因的口臭

にんにく、ねぎなどのニオイのある食品、酒、タバコなどによる口臭で、多くは時間の経過とともに弱まります。
4. 心因性口臭

口臭検査でも口臭が認められず、本人だけが口臭があると思い込む口臭です。自臭症とも言われます。
ここからは、生理的口臭や口腔由来の病的口臭など、口の中に原因がある口臭の原因について説明します。
発生メカニズム
食べかすや口の中のはがれた粘膜、歯周ポケットからの浸出液、血液成分などには「たんぱく質」が含まれており、そのたんぱく質を歯垢や舌苔、唾液の中の細菌が分解することにより口臭の原因物質が作られ、口臭が発生します。
就寝時は唾液の分泌が減少し、自浄作用(唾液が自然に洗い流す作用)が働きにくくなるため、細菌が増殖しやすくなります。それに伴って起床の直後は口臭が発生しやすくなります。また、緊張している時なども、唾液が減少するため口臭が発生しやすくなります。
口臭をケアする方法
①歯を磨く
シンプルな方法ですが、歯を磨くことは口臭の有効な対策の一つだと考えられます。
口臭の原因の多くは口の中にあります。
食べかすなどが舌の表面に付着して細菌が繁殖し舌苔になることで、口臭の原因になってしまうと考えられています。
忙しいといった理由からつい歯磨きがなおざりになってしまっているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
食後には丁寧に歯磨きをし、口内を清潔に保つよう心掛けましょう。
②舌苔(ぜったい)を除去する
「歯はきちんと磨いているはずなのに、口臭が気になる……」
このようにお悩みの方もいらっしゃるかもしれませんね。
歯だけでなく、舌もきれいにすることで口臭を和らげることができるかもしれません。
舌についた舌苔が口臭の原因になっているかもしれない場合は、舌苔の除去を行いましょう。
舌苔は専用の舌ブラシや毛先の柔らかい子ども用の歯ブラシ、目の粗いタオルなどで除去することができます。
ここでは舌ブラシで舌苔を除去する方法をご説明します。
まず鏡を見ながら舌を前に突き出し、奥の方に舌苔が付いていないか確認してください。
舌ブラシを奥の方に軽く当て、手前に向かってそっと引きます。
息を止めながら行うことで、吐き気を催すことなく舌をきれいにできますよ。
一度舌苔を除去した舌ブラシは水道水でよく洗い、汚れが付いてこなくなるまで繰り返しましょう。
前後にこすったり、力を入れ過ぎたりしないよう注意してくださいね。
舌の掃除は起きたときに1回行う程度で十分です。
やり過ぎると舌の粘膜を傷付けてしまう可能性があるため、注意しましょう。
③口内の乾燥を防ぐ
口内の乾燥を防ぐことも口臭対策になると考えられます。
唾液が減り乾燥した状態は「ドライマウス(口内乾燥症)」といい、口臭の原因にもなります。
口臭は細菌がたんぱく質などを分解することで発生しますが、唾液には洗浄・殺菌・抗菌の作用があるため口内をきれいにし細菌の繁殖を防いでくれると考えられるのです。
ドライマウスは薬の副作用やストレス、緊張のほか、口呼吸で唾液が蒸発することによっても起こります。
リラックスする、口呼吸を減らして鼻で呼吸するといったことを心掛けてみましょう。
また唾液の分泌は咀嚼によって促されるため、食事をよく噛んで食べたり、ガムなどを噛んだりするのもおすすめですよ。
④禁煙する
たばこを吸っている方は、禁煙することも視野に入れましょう。
口臭の対策には唾液の分泌量を十分に保つことが重要ですが、たばこは唾液の分泌を抑制してしまうのです。
唾液の分泌が低下すると口内の自浄作用が衰え、歯に歯垢が付きやすくなるため歯周病にもつながると考えられます。
またたばこを吸うことによってニコチンやタールの臭いが口腔に残り、直接的にも口臭の原因となります。
たばこは健康にもさまざまな害を及ぼしてしまうため、これを機会に禁煙を検討しましょう。
これまでの内容を踏まえた上で、口臭を改善するには、まずは原因がなんであるかを明確にして、それにあった治療や予防をしていくことが大切です。
また、口臭が重篤な歯周病や全身的な身体の病気のサインにもなり得ることがあります。
口臭が気になった方は是非お早めにご相談してください!
コンサルの大切さ
2023年8月21日
こんにちは!!
歯科助手・トリートメントコーディネーターの川上です。
まだまだ暑い日が続いていますね。
今日はコンサルの大切さについてお話させていただきます。
皆さん、歯科治療を受ける際に、
・治療内容、流れ
・治療時間、回数
・費用
など、不安に感じたことはありますか?
当院は、患者様に少しでも安心して治療を受けていただく為に、必要に応じてお話をするだけのお時間(コンサルの時間)を頂いております。
終わりの分からない治療は不安に感じますよね。
当院は、一人一人しっかりと治療計画を立ててから治療を行っていきます。治療計画を立てることで、具体的な治療の流れを知ることができます。
当院の初診〜治療するまでの流れを再度お伝えさせていただきます。
①初診(カウンセリング)
主訴、その他に気になってるところ、お体の状態、アレルギーの有無、治療に関しての希望や不安なことなど、患者様からお話を聞かせて頂きます。
次に、レントゲンなど必要な資料を撮らせていただいた後、主訴を中心に先生からの説明になります。
※基本的に、痛いなどの応急処置が必要と判断した場合以外は、この日は説明して終了となります。
②クリーニング
衛生士が担当します。
お口全体のお掃除をします。
どんな治療をするにも、一度お口の中を綺麗にした状態で治療を開始することをお勧めします。
③コンサルティング
トリートメントコーディネーターと言う、説明専門のスタッフが担当します。
①で説明しきれなかった治療の種類、時間、回数、費用など、全体的に説明します。
理想的な治療法を提案し、患者様の希望と照らし合わせながら治療方法を決めていきます。

↑当院のコンサルルームです✨
④治療開始
治療計画が決まり、納得していただいたら治療開始になります。
歯科医院でお話だけで来院するということに戸惑う方もいらっしゃると思います。
お口の中は人それぞれです。治療計画も一つではありません。
知らないで治療をするよりも、知ったうえでご自身で選択して納得した治療を受けていただきたいです。
マイクロスコープの有効性
2023年8月7日
こんにちは。歯科助手の竹内です!
早いものであっという間に8月に入り、いよいよ夏本番☀️
とても暑い日々が続いているので、皆様しっかり水分補給をしてお体に気をつけてくださいね🍹🕶️
今回はマイクロスコープの有効性についてお話をしたいと思います。
歯科治療は小さくて狭い口内で処置を行うため、肉眼のみでの治療には治療精度に限界があります。
そこで、活躍するのが「マイクロスコープ」と呼ばれる精密機器です!

マイクロスコープとは、肉眼のおよそ3倍~30倍の拡大視野を得る事ができる電子顕微鏡のことで、肉眼では確認する事が出来ない細部の正確な情報を得る事ができ、適切な処置を可能にします✨
またマイクロスコープを使用した治療では動画・写真の撮影をすることが可能なので、治療後に実際に処置中の様子を患者さんにお見せしながら状態の説明をすることができ、安心して治療を受けることができます。
当院では根管治療を行う際、自費・保険問わず全てマイクロスコープを使用して治療を行っております🦷
根管は暗くて小さいため、肉眼では精度の低い処置となってしまい、再発リスクを高めてしまう可能性があります。
そこでマイクロスコープを使用することにより、拡大視野の下で根管内部の状態を確認しながら、感染物質の的確な除去や、見落としがちな細部の根管、歯根のひびなどを発見したり、再発を抑えた精密な治療が可能となります!
マイクロスコープを使用して治療を行うことで、「精度の高い的確な処置」が可能となり、様々な症状の改善を実現する事ができるのです🔍
根管治療でお困りの方も、それ以外の虫歯やインプラントについてお話を聞いてみたい方も、ぜひ一度当院にご相談ください。
快適な院内でお待ちしております🎐