あなたの思いを治療に反映させましょう!
2023年5月15日
皆さんこんにちは!
歯科助手・トリートメントコーディネーターの長岡です。
ここ最近は暑かったり寒かったりでしたが、体調を崩してはいませんか?💦
これから本格的に夏に差し掛かりそうですね🌞🌴
本日は当院にいる「TC」という職種についてお話したいと思います!
◎TCとは?
「TC」とは「トリートメント コーディネーター(Treatment Coordinator)」の略です。(以下TCと略します)
「TC」は治療者(ドクター)と患者様の間に立ち、双方にとって満足のいく治療を進めるための"橋渡し"を行う専門スタッフのことです。
アメリカなどではすでに"専門職"として確立されており、コミュニケーション能力で患者様へのカウンセリングと説明を担当し、時には支払いについてのファイナンス計画まで立てる専門家です。
TCの仕事は歯科助手・歯科衛生士・受付スタッフなどが兼任する場合もあります。
当院では基本的に歯科助手スタッフが兼任をしております。
今の時代、患者さんの価値観が多様化(たくさん増えてきた)してきたため、それぞれの患者さんの考え・思い・要望に添った治療をしていく必要が出てきました。
そのために、患者さんの思いなどを知り、必要な知識を伝え、多くの治療法のうちどれが1番いいのかを一緒に考えるスタッフが必要になってきました。
TCスタッフがいることにより
「痛くしないで欲しい」「いつまでに終わらせたい」「しっかり噛めるようにしたい」
など、患者様の思いを治療に反映させ、安心して通っていただく体制を整えることができています。
また医療分野の詳しい話はどうしても専門的で難しく感じる場合もあると思います。
そんな時も患者様に分かるようにTCスタッフが丁寧に説明致します。
◎当院の初診〜治療までの流れ
①初診
レントゲンなどの検査や現状の説明をメインに行います。
②クリーニング・歯周病治療
お口全体の汚れを落とすことや歯茎の状態の検査などを行います。
③カウンセリング
初診の時にお撮りしたレントゲンや口腔内写真を元に数名のドクターを中心に症例検討を行います。
その結果や治療内容の説明を致します。
ここをTCスタッフが担当致します!
④治療開始
今はこのような説明の時間をお取りしている歯科医院も増えてきてはいるのですが、まだ定着していないのが現状です。
今まで治療の説明を受けたことがないとおっしゃる患者様もたくさんいらっしゃいます。
当院、当法人では患者様にしっかりとご理解・ご納得して頂いた上で治療に入りたいと考えております。
そのため治療開始までに少し期間はかかるのですが、1つ1つ手順を踏み、また複数の治療の選択肢を提示しご希望に添った内容で治療を行っていきます。
何かお口の中でご不安なことなどございましたら、まず一度当院にお越しください。
一緒に患者様のお口の中を患者様の立場に立って考えさせて頂きます!
入れ歯とは?!
2023年5月15日
こんにちは!歯科技工士の関です
この度、初めてブログを担当します!
よろしくお願い致します!
前回は歯科で働く職種についてのブログでしたが今回は、誰しも1度は耳にしたことがある「入れ歯」について詳しくお話していきたいと思います!
まず入れ歯とは何かについて話していきます。
◎入れ歯とは、人工の歯を用いて、歯を失った部分を補う治療方法です。
種類としては保険適応と自費の入れ歯で大きく異なります。
保険の入れ歯
◎部分入れ歯
歯が残っている場合、クラスプと呼ばれる金属のとめがねで引っ掛けて支えます。
◎総入れ歯
歯が全部なくなってしまった場合、粘膜でこの義歯全体を支えます。
自費の入れ歯
◎金属床の入れ歯
金属床の入れ歯とは、歯ぐきに触れる部分が金属素材で作られている入れ歯です。
◎ノンクラスプデンチャー
ノンクラスプデンチャーとは、その名の通り金属を使わない入れ歯です。
◎インプラントオーバーデンチャー
インプラントオーバーデンチャーとは、2~6本のインプラントを固定限にして総入れ歯を被せる治療法のことです。
続いて保険入れ歯と自費入れ歯のメリット・デメリットについてそれぞれお話しします。
◎保険入れ歯
メリット
・外科手術は必要がないため治療負担が少ない。
・保険が適用できるので、価格を抑えられる。
デメリット
・クラスプと呼ばれる留め具を掛けた歯に負担がかかり、痛めてしまうことがある。
・総入れ歯の場合、口全体を覆ってしまうので、食べ物の味や温度が分かりにくくなる。
・噛む力が、天然の歯に比べて、やや劣る。
・入れ歯が合わないと、痛かったり、噛めなかったりする。
◎自費入れ歯
メリット
・金属床の入れ歯だと熱伝導率が高いので、飲食物の温度を感じやすい。
・ノンクラスプデンチャーだと金属を使わないので見た目が良い。
・インプラントオーバーデンチャーだと通常の総入れ歯より安定感があって、しっかり噛むことが出来る。
デメリット
・自費なので値段が高い。
・保険に比べて素材が良いので、長く使うことが出来る。
・壊れた場合に修理が難しい。
・インプラントオーバーデンチャーだと外科手術が必要になる。
それぞれの特徴が少し理解出来たところで入れ歯の作り方について触れていきたいと思います。
◎入れ歯の作り方
①(印象)型取り
入れ歯を作製するために既存のトレーを用いて型取りを行います。
既存のトレーを使用する場合が多いですが、
既存のトレーが合わない場合は、一人一人に合ったトレーを作製します。
ここに石膏を注いで模型を作製します。
②(咬合採得)噛み合わせを取る
型取りした模型を元に作られた咬合床を用いて噛み合わせを取り、噛む位置と高さを決めていきます。
③(試適)仮合わせ
この段階でろうで出来た入れ歯に人工歯が並んだ状態になります。
作製途中の入れ歯の適合を確認するので、
実際に患者さんに入れ歯をはめてもらって、
噛み合わせや見た目に問題がないかを確認します。
④完成
最終的に調整、研磨し出来上がった入れ歯を装着します。
装着時にも噛み合わせに問題は無いか、当たって痛みがないか等を再度確認し、調整します。
※調整
新しい入れ歯が患者様のお口に合うのは時間がかかります。
入れ歯が完成したあとも使用しながら生活しているとやっぱり合わない、痛みがあるなどの問題が出てくる場合もありますので調整を行っていきます。
以上が入れ歯作製の基本の流れになります。
入れ歯が完成したあとも、定期的なメンテナンスはとても大事になります。
また、入れ歯のお手入れ、歯磨きを行い、入れ歯と、お口を清潔に保って下さい。
入れ歯作製についてお悩みのことがありましたら是非ご相談下さい!
歯科で働く職種
2023年5月1日
皆さん、こんにちは!!
歯科助手・トリートメントコーディネーターの川上です。
今回は歯科で働く職種についてお話させていただきます。
◉歯科医師
歯科医師は、むし歯をはじめ、歯周病などの歯を中心とした口腔全体の治療に携わります。歯科医師はむし歯の処置以外にも、歯を抜いたり、詰め物や被せ物・入れ歯の製作と装着、歯並びの矯正、抜歯やインプラントなどの外科的な治療も行い、歯科治療に関する全ての業務を行うことが出来ます。
病院での診察・治療の他に、学校や児童施設で歯の検診を行ったりもします。
◉歯科衛生士
歯科衛生士は、歯科医師の指示の下、むし歯や歯周疾患など歯や歯茎の病気の予防処置、歯科医師の診療の補助、歯科保健指導などを行います。
歯科予防の仕事では、歯や歯茎に溜まった歯垢(しこう)や歯石を取り除いたり、フッ化物を歯に塗ったりします。
また、歯の健康を取り戻す為に、助言や指導をする歯科保健指導という役割もあります。
歯科保健指導とは、保健所などで歯の磨き方や口腔ケアの方法を、患者さん一人一人に合わせて指導する仕事です。
通院が困難な高齢者や障害者を訪問し、正しい歯の磨き方を指導したり、高齢者の摂食・嚥下の指導など、地域社会でも活躍しています。
◉歯科技工士
歯科医師の指示に従って、入れ歯・歯の詰め物や被せ物・矯正装置などの作成や加工、修理を行います。
歯科技工士が作る主なものには、
・「クラウン(一般に銀歯と呼ばれてるもの)」
・「ブリッジ(欠損歯の代わりとなる人工の歯を両隣の歯に被せて橋を架けるように中心の歯を支えるもの)」
・「総義歯(総入れ歯)」や「局部義歯(部分入れ歯)」
・「インプラント」
・「矯正装置」
・「マウスガード」などがあります。
患者さんごとに異なる歯の形や色を把握した上で、さまざまな材料の特性を熟知し、専用の道具を使って作成や加工、修理をします。
◉歯科助手
歯科助手は、歯科医師や歯科衛生士の診療補助をします。歯型をとるなど、患者さんの口の中に手を入れる行為はできませんが、治療前の準備や治療中のアシスタントなどを行い、歯科医師をサポートします。
診療補助業務以外にも、受付や会計、カルテの準備、診療報酬の請求など、医療事務の業務も担当します。
◉トリートメントコーディネーター
歯科医師と患者さんとの間に立って、処置の説明やカウンセリングを行い、双方にとって満足のいく治療を進める為に架け橋となる役目です。
◉保育士
受付や、診療の準備、治療中のアシスタントをします。
当院では、キッズルームも完備しており、保育士がお子さんのお預かりをします。
◉管理栄養士
管理栄養士の主な仕事は、栄養指導(食生活指導)や口腔カウンセリングです。
食べ物を通して患者さんの健康管理を指導する大切な役割を担っています。口腔内の健康を維持する為には、クリーニングや定期検診だけではなく、普段の食生活も重要になります。
・摂食嚥下障害がある方
・咀嚼障害がある方
・糖尿病や歯周病などの生活習慣病がある方
・発達期のお子さん
このような方を中心にカウンセリングを行います。
この他にも、病院歯科など大きな施設の歯科には、上記に加え、
・薬剤師
・診療放射線技師
・言語聴覚士
などがあります。
歯科診療は、歯科医師を中心とした「チーム医療」として行われています。さまざまな職種が存在しますが、それぞれの職種が専門性を活かすことで、最善の治療やケアを行なうことができます。
当院もさまざまな職種の方と連携をして、より良い口腔内を保てるようにサポート致します!!