多すぎて選べない・・・ お口に合ってる歯ブラシの選び方!
2023年7月25日
こんにちは!歯科衛生士の伊藤です!
本格的に夏が始まってきましたね🌞
皆様どうか熱中症には気をつけて夏を楽しんでいきましょう🌴🌊
さて、今回は歯ブラシの選び方についてです。
皆様は歯ブラシを選ぶとき、何を基準に選んでいますか??
好みの色や形ですか?それともCMで流れてる歯ブラシ?種類が沢山あってどれを使っていいか迷ってしまいますよね、、
自分のお口に合った歯ブラシを使用していないと、虫歯や歯周病の予防効果が得られないだけでなく、かえって歯茎を傷つけたり、磨き残しによって虫歯を作ったりする可能性があります。
健康な口腔内を目指す為にも、毎日使用する歯ブラシは自分に合った歯ブラシを使用していきたいものです。
そこで、歯科衛生士の私が歯ブラシの選び方のポイントをお教えします!
①ヘッドの大きさ

歯ブラシのヘッドの部分が小さければ小さいほど細かい所まで磨くことができます。
逆に大きいブラシだと一気に汚れを落とす事はできますが細かい部分はどうしても汚れが残りやすいのです。
②歯ブラシの毛の硬さ
家庭用品品質表示法に基づいて「ふつう」
「やわらかめ」「かため」の3種類が表記されています。
この硬さは「歯茎の状態」に合わせると良いでしょう。
「かため」・・・ 汚れを落とす力が強い。歯茎が健康でしっかりした磨き心地を好む人。
「ふつう」・・・ 一般的で効率良く汚れを除去。歯茎が健康な人。
「やわらかめ」・・・歯茎への当たりが優しい。歯茎が炎症しており、出血がある人。

③毛の長さ
毛の長さは10mm以下。
歯ブラシを動かす力が歯に十分に伝わる長さです。長すぎては力が伝わりにくくなります。
④持ち手(ハンドル)の太さ
細め・・・鉛筆持ちで持ちやすく、力をコントロールできる。
太め・・・握って持つ為安定して持てる。しかし、力が入り過ぎてしまうことも!
自分に合った歯ブラシを使用して健康的な歯茎を目指していきましょう!
ちなみに歯ブラシの交換時期は1ヶ月です!自分に合う歯ブラシが分からなければお気軽にご相談ください
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みんなが知らない!歯の一生について
2023年7月10日
みなさんこんにちは!歯科技工士の今井です。
天気も悪く、湿気でむしむしした日が続いています。
こまめに水分補給をして、梅雨を乗り切りましょう!
今回は、「歯の一生」についてお話しをしていきます☆
歯の形成はいつから始まるかご存知ですか?
乳歯が表に出始めるのは生後6カ月ごろからですが、乳歯の形成はお母さんのお腹の中にいるときから始まっています。
2歳半から3歳ごろに乳歯20本がすべて生え揃い、小学校を卒業するころには乳歯がすべて永久歯に生え変わります。
歯には【3回】大きなターニングポイントがあると言われています。
①歯を削ってしまった時
②神経を取った時
③歯を抜いた時
の3つです。

まずは①を迎えないように、定期的なクリーニングやメンテナンスなどで管理を行うことが大切です◎
しかし、どうしても治療をしなければならない時は、歯の神経を保護する治療を選択し、②の神経を取る処置を避ける事が重要です。
できれば感じたくないと考えてしまう「痛み」ですが、虫歯や歯周病をはじめとする口腔トラブルを知らせてくれるサインでもあります。
神経があるとこのサインに気づけ、早い段階での早期発見が可能になります。
神経がない歯は痛みを感じとることができないため、気づかないうちに虫歯が重度にまで進行してしまった。という方は少なくありません。
やむを得ず神経を取る処置が必要な場合は、歯を長く使用出来るよう丁寧な根っこの治療、精度の高い被せ物をする事で③の抜歯を避けることが大切です。
神経のない歯は、「痛みなどの症状に気づきにくくなる」「内面を削っているため破折のリスクが高い」などさまざまな要素が重なり本来よりその寿命は約10年短くなると言われています。
もちろん、歯の寿命は神経の有無だけで決まるものではありませんが、毎日のお手入れや定期的なクリーニングと同じように、神経を残せるかどうかは歯の寿命に大きく関わっていると言えます。
「予防歯科」と「歯科診療」、この2つがご自身の歯を守る鍵になります!
一生自分の歯で嚙めるよう質の高い予防と治療を行っていきましょう!