院内勉強会
2025年8月3日
こんにちは!歯科医師の飯田です。
今回は、先日行われた院内勉強会の様子をご紹介します。
普段の診療の裏側では、スタッフみんなでこうした学びの時間を持っています。
今回のテーマは2つ。
1つ目は、矯正治療で使われる「インプラントアンカー」についての実習。
2つ目は、「マイクロスコープを使ったケア」と「患者さんへの伝え方」についての研修です。
■矯正用インプラントアンカーの実習🔩

「インプラント」というと、歯を失った時の治療を思い浮かべる方も多いと思いますが、
矯正治療では、小さなネジのような“支え”を一時的に使うことがあります。これが矯正用インプラントアンカーです。
このアンカーを使うことで、動かしたい歯だけを正確にコントロールできるため、治療の効率や仕上がりに大きく関わります。
今回の実習では、
- CT画像で骨や神経の位置を確認
- 埋入位置や角度を安全に決める
- 模型を使って実際に埋入体験
…という流れで、実践的に学びました。

インプラントアンカーを入れている所

実際に入った所

入った後にCTで確認中
📸 写真でもわかるように、
ミスのないよう真剣な表情で取り組んでいます💡
患者さんに安心して受けていただくためにも、
「どんな装置?」「痛みは?」「見た目は?」といったご不安にもきちんとお答えできるよう、私たちも日々トレーニングを重ねています。
■マイクロスコープ活用と伝え方の研修🔍🗣
後半は、衛生士・TC(トリートメントコーディネーター)チームで、
マイクロスコープの使い方と、患者さんへの説明の工夫について学びました。

マイクロスコープは、最大20倍まで拡大できる歯科用の顕微鏡です。

小さな歯石や炎症、詰め物の劣化など、肉眼では見えにくい部分もはっきり確認できるため、より精密なケアが可能になります。
研修では、
- 使用のコツ(視野確保・ミラー操作など)
- 実際の映像を使った説明の仕方
- 患者さんの「気づき」につながる声かけ
といった、臨床+コミュニケーションの両面から学ぶことができました。
患者さんご自身にお口の中を「見てもらう」ことで、
「自分の歯ってこんな風になってるんだ」と納得が生まれ、
セルフケアへのモチベーションアップにもつながります。
■伝える力も“医療の一部”
今回の研修では、TC(トリートメントコーディネーター)から、
患者さんに治療の選択肢や必要性をどう伝えるかという話もありました。


大切なのは、「ただ説明をする」ではなく「一緒に考える」というスタンス。
治療の内容だけでなく、気持ちにも寄り添った説明をすることが、
信頼関係を深める第一歩になります。
■さいごに
今回の勉強会を通して、
「見えない部分の治療」も「見える化して伝える」ことの大切さを改めて感じました。
これからもスタッフ一同、技術・知識・伝える力をしっかり磨きながら、
皆さまが安心して通える医院づくりを目指してまいります😊

 
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