当院の最新機器をご紹介いたします!
2025年11月22日
ブログを見に来て頂いた皆様こんにちは、こんばんは歯科医師の鈴木です。
朝夕はひときわ冷え込むようになりましたが皆さんはどうお過ごしでしょうか?
本日は当医院で導入されました最新口腔内スキャナー『アイテロ ルミナ』の紹介となります。

従来のアイテロとの比較
- 6個のマルチアングルカメラを搭載
- 25mmの最大撮影深度
- 3倍のスキャン範囲
- ワンドのサイズが50%小型化、45%軽量化
- 2倍のスキャン速度

これにより複雑で難易度の高い症例に対してより正確なスキャンを実現します。
そもそも口腔内スキャナーとは?
歯科治療において、従来の粘土のような印象材を使わずに、歯や歯茎の状態を小型カメラでスキャンし、精密な3Dデジタル画像(データ)として記録する医療機器です。
メリットとデメリット
メリット
・患者の負担軽減:従来の印象材特有の臭いや粘度がない為型取りに伴う不快感が大幅に減少されます。
・高精度なデータ: デジタルデータは非常に精密でひずみが少なく、適合性の高い補綴物(詰め物・被せ物)やマウスピースの作成につながります。
・データ保存と共有の効率化: 口腔内の情報をデジタルで保存・管理しやすくなります。
・治療期間の短縮と環境に配慮した:スキャンデータはすぐに技工所に送れるため、石膏模型を作る手間がなくなり、製作日数を短縮できます。また石膏模型を廃棄する必要がなく環境面においても優れています。
デメリット
・保険適用に条件がある: 保険適用となるには一定の条件を満たす必要があります(自由診療となる場合が多い)。
・口腔内の状態によっては、従来の方法での型取りが適している場合があります。
(まとめ)
口腔内スキャナーを用いた型取りは従来の型取りに比べ寸法変化が少なく、より正確で精密な被せ物やマウスピース型の矯正を作製する事ができます。
精密な被せ物を入れる事により2次う蝕や歯茎周りの炎症を防ぎ、歯の健康寿命を延ばす事にも繋がります。
本日は当ブログを最後まで読んで頂きありがとうございました。
これからも皆様の歯の健康をお祈り申し上げます。



