金額だけじゃない!保険診療と自由診療の違い
2022年12月26日
みなさんこんにちは!
歯科技工士の今井です。
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クリスマスも過ぎ、あっという間に年末ですね!
お体に気をつけてよいお年をお迎えください。
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今回は「補綴の保険診療と自由診療の違い」についてお話しします!
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補綴(ほてつ)とは、歯が欠けたり、虫歯の治療などで削ってしまった歯に詰め物や被せ物をして、人工物で補うことをいいます。
保険診療と自由診療だと何が違うのかを説明していきます!
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①材質
保険診療は、使用する材質に制限があります。
保険の補綴物はレジンと呼ばれるプラスチックに似たものと金属の素材になり、安価で治療をすることができます。
自由診療は、セラミックやジルコニアなどの審美性や適合性に優れた良質な材質が多く、目的に応じて選ぶことができます。


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②色
保険の被せ物の色は細かく選ぶことはできません。奥歯は金属、前歯では一般的な白さの被せ物になります。
自由診療の場合は色を自由に選ぶことができるため、自分の歯に合った被せ物を作ることができます。


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③適合性
保険の補綴物は、使い続けると劣化して歯と補綴物の間に隙間ができ、虫歯になる可能性が高くなります。
セラミックなどの自由診療の補綴物の最も優れている点は、歯との密着性です。
歯と補綴物の間にほとんど隙間が生じず、汚れや細菌が入り込むことができません。
また自由診療の補綴物はプラークや細菌が付着しにくい素材です。
プラークや細菌が付着しにくいということは、2次的な虫歯リスクを減らし、歯周病の予防にもつながります。
2次的な虫歯による再治療を繰り返すと、いずれ歯を失う原因となり、
お口だけでなく全身の健康にも大きく影響を及ぼします。
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このように、保険と自由診療では様々な違いがあります。
当院では多くの種類の被せ物を取り扱っております。
どのような被せ物がいいかお悩みの方は是非、お気軽にご相談ください!