歯周病と糖尿病の関係について
2026年2月24日
医院ブログを読みに来て頂いた皆さんこんにちは今晩は、歯科医師の鈴木です。
最近は日差しも暖かくなり過ごしやすい天気が続くようになりましたね。
と言いつつも朝晩はまだまだ冷え込みます。
インフルエンザ等の感染症も多いと聞きます。
寒暖差が大きい今、皆様も体調には十分に気をつけてお過ごし下さい。
さて今回は歯周病と糖尿病の関係についてお話ししていきたいと思います。
歯周病と糖尿病は双方関係にあります。

①糖尿病があると歯周病の発症リスクが上がる又は歯周病を悪化させる。
糖尿病がある方は一般の人と比べて2.6倍も歯周病にかかりやすいという研究データがあります。
糖尿病によって
白血球の機能低下(免疫力低下)が起こり細菌感染しやすくなります。また血管障害による血流の低下が起こり酸素運搬能の低下し、免疫細胞(白血球)が感染部位に届きにくくなります。
歯周病菌は酸素がない環境を好む為より歯周病菌が増殖しやすい環境になります。
②歯周病は糖尿病を悪化させる

歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。
炎症が起きている歯周病組織からはTNF-αと言う炎症性サイトカインが放出されます。
このTNF-αは、全身のインスリンの働きを悪化させ、血糖コントロールを困難にします。

③歯周病治療によって糖尿病が改善される?
歯周治療によって糖尿病が改善されると言われております。
歯周病治療を行う事で歯周病の原因となっている歯石等を除去し炎症をコントロールすればインスリン抵抗性も改善され血糖コントロールも改善されます。
糖尿病の検査値(ヘモグロビンA1c)の改善度は平均0.4%くらいと言われています。
歯周病と全身の健康
歯周病は糖尿病だけでなく心筋梗塞、脳梗塞、早産・低体重児出産、誤嚥性肺炎などの重篤な全身疾患に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、口の中だけの問題として捉えず、全身管理の視点からケアしてくれる歯科医を持つことが推奨されます。

④まずはかかりつけ歯科医を見つけよう
かかりつけ歯科医を持つメリット
- 継続的な健康管理: 過去の病歴や体質を把握しているため、わずかな変化にも気づきやすく、早期発見・早期治療につながります。
- 予防・重症化の防止: 定期的な健診やクリーニングを通じて、虫歯や歯周病の進行を未然に防ぐことができます。
- 適切な専門医療への連携: 必要に応じて大学病院や他科の専門医、を紹介するコーディネーターの役割も果たします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
単に虫歯を治すだけでなく、乳幼児期から生涯にわたり、皆様の口腔内の健康維持や予防、さらには全身の健康増進をサポートできるよう全力で取り組んでいきたいと思います。
デジタル技工と歯科治療の関係について
2026年2月9日
こんにちは!歯科技工士の今井です🦷
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あっという間に2月になりましたね⛄️
立春がすぎたこの時期は、1年で最も寒い時期と言われているそうです。
みなさまお身体に気をつけてお過ごしください!
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今日は、デジタル技工と歯科治療の関係についてお話していきます。
近年、歯科医療の現場では「デジタル化」が急速に進んでいます。
その中でも重要な役割を担っているのが 「デジタル技工」 です。
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「技工」と聞くと、歯の被せ物や詰め物を作る裏方の作業というイメージがあるかもしれませんが、
実はこの分野の進化が、治療の質そのものを大きく変えています。
今日はなかなか知る機会のない「デジタル技工」についてお話していきます!
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■ デジタル技工とは?
従来は、粘土のような印象材で歯型を取り、石膏模型を作り、
歯科技工士が手作業で補綴物(被せ物・詰め物など)を製作していました。
デジタル技工では、
• 口腔内スキャナーで歯を撮影
• コンピューター上で設計(CAD)
• 機械で削り出して製作(CAM)
という流れで、歯型から技工物製作までをデータ化して行っています。
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■ 歯科治療にどんなメリットがあるの?
① 精度が高く、長持ちしやすい
デジタルスキャンにより、非常に細かい歯の形までデータとして再現できます。
そのため、被せ物や詰め物の適合が良くなり、• 外れにくい
• むし歯の再発リスクが下がる
• 治療が長持ちしやすい
といったメリットにつながります。
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② 治療期間の短縮
データはすぐに技工所へ送信できるため、従来のような模型の郵送が不要になります。
症例によっては短期間で補綴物が完成することもあり、通院回数の軽減にもつながります。
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③ データ保存ができる安心感
口腔内データは保存できるため、
• 破損時の再製作がスムーズ
• 治療前後の比較が可能
• 将来の治療計画に活用できる
など、長期的な口腔管理にも役立ちます。
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④ 医院と技工所の連携強化
歯科医師と歯科技工士が同じデータを見ながら設計を確認できるため、
• 咬み合わせ
• 形
• 見た目
のズレが少なくなり、より質の高い治療が実現します。
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■ デジタル技工が活躍する治療
• セラミックの被せ物や詰め物
• インプラント治療
• マウスピース矯正
• 義歯(入れ歯)
など、さまざまな治療分野で活用されています。
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■ まとめ
デジタル技工は単なる機械化ではなく、
治療の精度・安全性・患者さまの満足度を高めるための技術です。
これからの歯科医療は、
「治療」+「デジタル技工」 が当たり前の時代へと進んでいます。
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患者様により快適でより精度の高い治療を提供できるよう、
当院でもデジタル技術を活用し最新鋭の設備を整えております。
気になることがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
みなさまのご来院をお待ちしております!