歯ぎしり・食いしばり予防策
2024年8月5日
こんにちは!歯科衛生士の伊藤です!
厳しい暑さの毎日ですがいかがお過ごしでしょうか☀️熱中症にはくれぐれも気をつけて過ごしましょう🏝️🍉
今回のブログテーマは歯ぎしり・食いしばりの予防策についてです。
「朝起きたら顎まわりが疲れている」「詰め物や被せ物が取れやすい…」などといったお悩みはありませんか?
その症状は、歯ぎしり・食いしばりが原因かもしれません。
歯ぎしり・食いしばりは、上と下の歯をギリギリとこすり合わせるような動きや、ぎゅっと強くかみしめる悪習癖のことを指します。
この癖は無意識に行われているため、日中や就寝中に気づかずしていることがほとんどです。
通常、上下の顎がリラックスしている状態であれば歯は当たっていません。
しかし、歯ぎしり・食いしばりがみられる方は、口の周囲の筋肉が常に緊張しており、このスペースがほとんど見られない場合もあります。
無意識に歯ぎしりをする力はとても強く、毎日の様に歯や顎関節に大きな負担がかかると、
・歯にヒビが入ったり、割れる
・歯の根っこが割れる
・詰め物が取れやすい
・虫歯になりやすい
・顎関節症になりやすい
・歯周病進行
このように様々な悪影響がお口の中で引き起こされます。
自分の歯を守り、できるだけ長く使うためにも歯ぎしり・食いしばりの予防策をご紹介します!
①マウスピース
マウスピースは、ナイトガードとも呼ばれており、寝ているときに歯に装着する装置です。
マウスピースを歯に装着して寝ることで、歯にかかる負担が分散され、歯が折れたり欠けたりするのを防ぐことができます。
歯に装着して寝るため、違和感があると感じる方もいらっしゃいますが、マウスピースを付けるのと付けていないのとでは朝起きた時の顎周りの疲れが全然違います!
②自己暗示
日常生活の中で、無意識に歯を食いしばっていることがある方は、気づいたときに顎の力を抜くように意識してみてください。
何かに集中しているときに歯を食いしばりやすいので、時々意識して歯が噛み合わないように上下の歯を離しましょう。
③矯正
原因が歯並びである場合は、矯正治療で治すことができる場合もあります。
歯並びが整うと、バランスよく噛むことができるため、歯ぎしりや食いしばりを改善することができます。
気づかないうちに歯ぎしりや食いしばりによって、歯が割れたり欠けるリスクが高くなっているかもしれません。今後の予防としてもぜひ一度当院にご相談ください!