みんなが知らない!歯の一生について
2023年7月10日
みなさんこんにちは!歯科技工士の今井です。
天気も悪く、湿気でむしむしした日が続いています。
こまめに水分補給をして、梅雨を乗り切りましょう!
今回は、「歯の一生」についてお話しをしていきます☆
歯の形成はいつから始まるかご存知ですか?
乳歯が表に出始めるのは生後6カ月ごろからですが、乳歯の形成はお母さんのお腹の中にいるときから始まっています。
2歳半から3歳ごろに乳歯20本がすべて生え揃い、小学校を卒業するころには乳歯がすべて永久歯に生え変わります。
歯には【3回】大きなターニングポイントがあると言われています。
①歯を削ってしまった時
②神経を取った時
③歯を抜いた時
の3つです。

まずは①を迎えないように、定期的なクリーニングやメンテナンスなどで管理を行うことが大切です◎
しかし、どうしても治療をしなければならない時は、歯の神経を保護する治療を選択し、②の神経を取る処置を避ける事が重要です。
できれば感じたくないと考えてしまう「痛み」ですが、虫歯や歯周病をはじめとする口腔トラブルを知らせてくれるサインでもあります。
神経があるとこのサインに気づけ、早い段階での早期発見が可能になります。
神経がない歯は痛みを感じとることができないため、気づかないうちに虫歯が重度にまで進行してしまった。という方は少なくありません。
やむを得ず神経を取る処置が必要な場合は、歯を長く使用出来るよう丁寧な根っこの治療、精度の高い被せ物をする事で③の抜歯を避けることが大切です。
神経のない歯は、「痛みなどの症状に気づきにくくなる」「内面を削っているため破折のリスクが高い」などさまざまな要素が重なり本来よりその寿命は約10年短くなると言われています。
もちろん、歯の寿命は神経の有無だけで決まるものではありませんが、毎日のお手入れや定期的なクリーニングと同じように、神経を残せるかどうかは歯の寿命に大きく関わっていると言えます。
「予防歯科」と「歯科診療」、この2つがご自身の歯を守る鍵になります!
一生自分の歯で嚙めるよう質の高い予防と治療を行っていきましょう!



