院内セミナー〜こんな事してます〜
2025年5月16日
こんにちは、歯科医師の飯田です。
今回は院内で行われた勉強会について紹介したいと思います。
4月に行われた勉強会で
1.歯科助手セミナーの発表
2.歯業界のデジタル化について
3.ボトックスのやり方について
を勉強しました。
1.歯科助手セミナーの発表では歯科助手がどんなおもてなしができるかについて色々と教えていただきました。
患者様との信頼を築くために必要なことはたくさんあります。
また一人一人の患者様が過ごしやすい環境を作るにはまず患者様のお話を聞かないことには始まりません。
少しでも汲み取り快適に通っていただけるためには欠かせないのがコミュニケーションだと思います。
歯科助手だと患者様と話せるタイミングは歯科医師や歯科衛生士と比べると少なくなってしまうのでたくさんコミュニケーションが取れるわけではないのでワンポイントでもしっかりと気持ちを込めてお話をしていきたいとのことでした。
2.歯業界のデジタル化についてです。
現在の歯科では昔と違ってデジタルでできるところがたくさん増えてきました。
例えば虫歯ができた時に削って詰め物を入れると思います。その時は粘土みたいな物を口に入れて型取りを行うのが一般的ですが当院では材料によっては口腔内スキャナーと呼ばれる物でお口の中をスキャンすることで補綴物を作ることができます。
当院には以下の口腔内スキャナーがあります。
CEREC Primescan
特徴:高精度スキャン、同社のCAD/CAMシステムと連携しやすい
用途:即日修復(ワンビジットトリートメント)に最適
iTero(アイテロ)
特徴:インビザライン矯正との高い親和性、タイムラプス機能
用途:主に矯正治療(特にインビザライン)、補綴
このようにインビザライン矯正するならアイテロを使用したり、補綴物を作るならプライムスキャンなど適正の高い物で行っております。
さらに光学スキャンは型取りの時のずれが少ないです。粘土みたいな物での型取りをすると物が固まるときなどでずれが生じます。
なのでインプラントのブリッジなど精度の高い型取りをするときに使うやり方を学びました!
3.ボトックスのやり方について
ボトックスのやり方については自分ともう1人の先生と医科の先生から勉強してきました。
そこから歯科にそってどんな配慮やどうすればわかりやすくなるかなどを日々研鑽しております。
当院ではボトックスをする目的は主に噛む力の減少により歯や顎、また補綴物を守るために使用しています。
しかし、実際に打ってみて患者様自身が感じる以外に効果がどう出てるかわかりにくいところがありました。
そこにどうにかしてわかりやすく可視化する為に何かないかと思い、咬合力つまり噛む力の測定器を使用することにしました。これにより1000Nの人が800Nになると目で見てもわかりやすいですよね(咬合力の平均値は男子580N女子445N)
これにより可視化してお話しすることができるようになりました。
この日は測定器も使いドクター同士でお互いにやることで患者様の気持ちや打ち方など色々と勉強になりました。
特に当院のドクターには元鍼灸師の方がいるので針の打ち方には自信があります!
できるだけ痛くない打ち方、より効き目をきかしたい所への打ち方なども勉強しました。
患者様がより通いやすくなれるように、また自分の技術のレベルアップのためにもっと色々な知識を吸収したい物です。