口臭について
2024年3月4日
管理栄養士の布施です。
日差しがだいぶ暖かく春らしい陽気になってきましたね!
今回は口臭についてのお話です。
当院にも口臭が気になって来られる方が増えてきました。
【口臭の原因】
①生理的口臭
起きてすぐや空腹時、緊張しているときは唾液の分泌が減って細菌が増殖することで口臭が発生します。
加齢に伴うホルモンバランスの変化でも口臭を感じるときがあります。
②外因的口臭
ニンニクやネギ、ニラなどの臭いのある食べ物を食べたとき、お酒やたばこによる口臭です。
体内に取り込まれた臭いの成分が血液を経由して吐き出されることで臭いを感じます。
③病的口臭
歯周病やむし歯など口腔環境の悪化による口臭です。
また呼吸器系、消化器系、糖尿病、肝疾患など全身の病気が原因で口臭を感じることもあります。
④心因性口臭
検査でも口臭が認められていないのに、本人が口臭があると思い込んでいる状態です。
強いストレスや精神的に不安定な場合、多く見られます。
【口臭の原因セルフチェック】
・歯茎がよく腫れる、出血する
・歯が欠けたりグラグラしている
・入れ歯、ブリッジ、被せものがある
・口の中がネバネバする
・口の中がパサパサする
・歯と歯の間に食べ物がはさまりやすい
口臭と関係する原因は様々ですが、原因の80%以上は口腔内にあると言われています。
セルフチェックに当てはまるものが多い人は歯科受診をオススメします!
【予防や改善策】
①ストレスを溜めすぎない規則正しい生活をしましょう
口臭は日々の生活の中で変化するので無臭でいることはできません。
神経質になりすぎず、ストレスフリーな生活を心掛けることも大切です。
②口腔内を清潔に保ちましょう
毎日の歯みがきを丁寧にしましょう。
歯ブラシだけではなく、フロスやマウスウォッシュの活用も効果的です。
舌の汚れは細菌のすみかになるので、舌ブラシを使った清掃もオススメです。
③唾液の分泌を促しましょう
唾液は、食べカスを洗い流す作用や溶けた歯を修復する作用、酵素の力で食べ物を分解する作用など、とても大切な役割を担っています。
唾液の分泌を促すことも自分でできる口臭予防の1つです。
・食べ物をしっかりよく噛む
・柔らかいものだけではなく歯ごたえのあるものを食べる
・よく笑いよく話す
・お口周りのトレーニングや唾液腺マッサージ
・お口を閉じて鼻呼吸を意識する
日常の習慣を少し見直してみませんか?
定期的な歯科受診と毎日のセルフケアで口臭予防も含めたお口の健康を保ちましょう!
気になる方は口臭検査や予防のアドバイスを受けられますので、お気軽にスタッフへお声がけください。