歯とお口のPHの関係
2023年12月11日
皆様こんにちは!歯科衛生士の伊藤です。
12月に入りもうすぐクリスマスの時期ですね🎄
素敵なクリスマスをお過ごしください!
さて今回のテーマは「歯とお口のPHの関係」についてです。
飲み物や食べ物をついダラダラと飲食をしてしまう事はありませんか??
実はそのダラダラ食べがお口の中の環境に大きな影響をあたえています。
こちらのpH(ペーハー)の図をみてましょう。
お口の中は唾液の働きでpHは6.8~7.0の中性に保たれています。
飲食をすると食べ物や飲み物に含まれる糖質をエサにして口腔内の細菌が出す酸により、お口の環境は酸性に傾きます。
特にpHが5.5以下の酸性になると、歯のエナメル質からカルシウムなどのミネラルが溶け出します。
食事中はpHが元に戻ることはなく、間食が多かったり、ダラダラと飲食をしているとずっと歯が溶けてる状態のままです。
しかし、お口の唾液が徐々に中性の状態に戻してくれます。
下の図をご覧ください!
図のステファンカーブを見て頂くとわかりますが、規則正しい食生活では歯が脱灰してる時間が少ないですが、不規則にだらだらと食べたり飲んだりする食生活では、中性に戻る時間が少なくなり、歯が溶けてる時間が多いのがわかりますね。
ここで虫歯にならないポイント3つ!
①間食は時間を決める
ダラダラと食べるのではなく時間を決めて食べ、歯磨き後はなるべく時間を空けてから食事をするように心掛けましょう。
②寝る前は食事をしない
寝てる間は唾液が少なく緩衝作用の力が弱くなり、虫歯リスクが高まります。必ず歯磨き後はそのまま寝るようにきましょう。
③正しくブラッシングする
歯に歯垢(細菌)が付着していなければ酸を出さずに済むので、正しいブラッシングをしてしっかり汚れを取りましょう。
1日3回の歯ブラシに加え、フロス、歯間ブラシなどの補助的な器具の使用をおすすめします。
常に使用できない場合などは、夜寝る前だけでも補助器具を使用して、積極的にケアをしましょう。
当院では患者様の食生活やブラッシング指導も行っていますので、ご気軽に相談してくださいね!