歯科で働く職種
2023年5月1日
皆さん、こんにちは!!
歯科助手・トリートメントコーディネーターの川上です。
今回は歯科で働く職種についてお話させていただきます。
◉歯科医師
歯科医師は、むし歯をはじめ、歯周病などの歯を中心とした口腔全体の治療に携わります。歯科医師はむし歯の処置以外にも、歯を抜いたり、詰め物や被せ物・入れ歯の製作と装着、歯並びの矯正、抜歯やインプラントなどの外科的な治療も行い、歯科治療に関する全ての業務を行うことが出来ます。
病院での診察・治療の他に、学校や児童施設で歯の検診を行ったりもします。
◉歯科衛生士
歯科衛生士は、歯科医師の指示の下、むし歯や歯周疾患など歯や歯茎の病気の予防処置、歯科医師の診療の補助、歯科保健指導などを行います。
歯科予防の仕事では、歯や歯茎に溜まった歯垢(しこう)や歯石を取り除いたり、フッ化物を歯に塗ったりします。
また、歯の健康を取り戻す為に、助言や指導をする歯科保健指導という役割もあります。
歯科保健指導とは、保健所などで歯の磨き方や口腔ケアの方法を、患者さん一人一人に合わせて指導する仕事です。
通院が困難な高齢者や障害者を訪問し、正しい歯の磨き方を指導したり、高齢者の摂食・嚥下の指導など、地域社会でも活躍しています。
◉歯科技工士
歯科医師の指示に従って、入れ歯・歯の詰め物や被せ物・矯正装置などの作成や加工、修理を行います。
歯科技工士が作る主なものには、
・「クラウン(一般に銀歯と呼ばれてるもの)」
・「ブリッジ(欠損歯の代わりとなる人工の歯を両隣の歯に被せて橋を架けるように中心の歯を支えるもの)」
・「総義歯(総入れ歯)」や「局部義歯(部分入れ歯)」
・「インプラント」
・「矯正装置」
・「マウスガード」などがあります。
患者さんごとに異なる歯の形や色を把握した上で、さまざまな材料の特性を熟知し、専用の道具を使って作成や加工、修理をします。
◉歯科助手
歯科助手は、歯科医師や歯科衛生士の診療補助をします。歯型をとるなど、患者さんの口の中に手を入れる行為はできませんが、治療前の準備や治療中のアシスタントなどを行い、歯科医師をサポートします。
診療補助業務以外にも、受付や会計、カルテの準備、診療報酬の請求など、医療事務の業務も担当します。
◉トリートメントコーディネーター
歯科医師と患者さんとの間に立って、処置の説明やカウンセリングを行い、双方にとって満足のいく治療を進める為に架け橋となる役目です。
◉保育士
受付や、診療の準備、治療中のアシスタントをします。
当院では、キッズルームも完備しており、保育士がお子さんのお預かりをします。
◉管理栄養士
管理栄養士の主な仕事は、栄養指導(食生活指導)や口腔カウンセリングです。
食べ物を通して患者さんの健康管理を指導する大切な役割を担っています。口腔内の健康を維持する為には、クリーニングや定期検診だけではなく、普段の食生活も重要になります。
・摂食嚥下障害がある方
・咀嚼障害がある方
・糖尿病や歯周病などの生活習慣病がある方
・発達期のお子さん
このような方を中心にカウンセリングを行います。
この他にも、病院歯科など大きな施設の歯科には、上記に加え、
・薬剤師
・診療放射線技師
・言語聴覚士
などがあります。
歯科診療は、歯科医師を中心とした「チーム医療」として行われています。さまざまな職種が存在しますが、それぞれの職種が専門性を活かすことで、最善の治療やケアを行なうことができます。
当院もさまざまな職種の方と連携をして、より良い口腔内を保てるようにサポート致します!!