8020運動ってなに?
2026年3月17日
こんにちは!
歯科医師の村上です。
先日、矯正のセミナーに参加してきました。
日々の診療に役立つ知識をたくさん学ぶことができ、とても有意義な時間でした。
ところで、みなさんは 「8020(はちまるにいまる)運動」 という言葉を聞いたことがありますか?
8020運動とは、「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」 という目標を掲げた取り組みです。
人は20本以上歯が残っていると、ほとんどの食べ物をしっかり噛んで食べることができると言われています。
しかし実際には、虫歯や歯周病、噛み合わせの問題などによって歯を失ってしまう方も少なくありません。
そのため、日頃のケアに加えて 歯並びや噛み合わせを整えることも、歯を長く守るために大切 だと改めて感じました。
矯正治療というと「見た目をきれいにするもの」というイメージを持たれる方も多いですが、歯並びや噛み合わせを整えることで 歯や歯ぐきにかかる負担を減らし、将来歯を守ることにもつながります。
現在、日本では 80歳で20本以上歯が残っている人は約61.5% と言われています。
つまり、約10人中6人は8020を達成できている ということになります。
しかし、8020を達成する可能性が低いといわれている歯並びがあります。
それが オープンバイト(開咬) と 反対咬合(受け口) です。

8020を達成した人の噛み合わせを調べた研究では
・反対咬合(受け口) → 0%
・開咬(オープンバイト) → 0%
という報告があります。
つまり、この研究では 開咬の方で8020を達成していた人はいなかった という結果でした。
このように、歯並びや噛み合わせは見た目だけでなく、将来どれだけ自分の歯を残せるかにも関わってくる重要な要素です。
気になる歯並びや噛み合わせがある方は、ぜひ一度ご相談ください。
将来もご自身の歯で食事を楽しめるよう、お口の健康を守るお手伝いができれば嬉しいです。



